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聖路加国際病院附属クリニック・予防医療センター
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研究代表者    奈良県立医科大学内科学第二講座  教授   木村 弘
研究の目的
 
慢性閉塞性肺疾患(COPDという略称でもよばれます)は喫煙を主な原因として発症する、慢性的は呼吸困難の原因となる疾患です。肺気腫が目立つ気腫型と肺気腫が目立たない非気腫型に分かれます。なぜ異なる表現型(気腫が目立つ場合と目立たない場合)が存在するかはわかっていないため、慢性閉塞性肺疾患に関連する血中マーカーを測定することでその原因を調べたいと考えました。
 
当センターから資料をお送りした時点で2016年4月18日〜2016年5月31日のうち平日に当センターを受診される予定の60-75歳の男性の方に、「慢性閉塞性肺疾患の表現型規定因子に関する研究に関する同意書」をお送りしています
 
本研究では、受診いただいた際に採取しました血液の残りを使用して慢性閉塞性肺疾患に関連する血中マーカーを測定します。(この研究のために新たに採血して頂く必要はありません。)
 
血中マーカーの測定結果を皆様へお返しすることはできません。
したがいまして、本研究にご参加いただいた皆様への直接の利益はありませんがご提供いただいたデータを欧米でのデータと比較して日本の慢性閉塞性肺疾患に関するデータとして今後の研究に役立てられます。また、解析結果は聖路加国際病院附属クリニック 予防医療センターのウェブサイトでも公表します。
 
本研究のデータは個人情報を削除し、個人を特定できないようにしたうえで、聖路加国際病院呼吸器内科および奈良県立医科大学内科学第二講座で厳重に保管します。このデータは研究目的以外には使用しません。
 
本研究は、奈良県立医科大学内科学第二講座の研究費によって実施しています。研究にかかる費用を皆様にご負担いただくことはありません。また、本研究へのご協力に対して皆様への報酬は支払われません。
 
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、喫煙を主因とする慢性呼吸器疾患であり、21世紀における国民健康づくり運動<健康 日本21(第二次)>において、がん、循環器疾患、糖尿病とともに重要疾患として位置づけされている疾患です。COPDは、胸部X線写真やCTで、肺気腫が目立つ気腫型と肺気腫がわずかである非気腫型の2つの表現型に大別されます。
気腫型は本邦に多くみられ、臨床的な特徴としては、栄養障害を伴い、呼吸不全死が多く、非気腫型は欧米に多く、肥満を伴い、心血管関連死が多いことが知られています。栄養障害や心血管疾患は、COPDの予後を規定する重要な併存症であり、COPDの表現型と併存症は深く関連していると推測されています。ガイドラインではCOPDは様々な併存症を伴う全身性疾患として治療を行うことが重要であると明記され、COPDの表現型に着目した疾患管理が望まれています。しかし喫煙を主因とし、全身の炎症を基盤とする点は共通であるものの、異なる表現型(気腫型と非気腫型)がなぜ存在するかはいまだ明らかにされていません。本邦と欧米のCOPDを比較検討することでCOPDの表現型の規定因子を探求する必要があります。これらを明らかにすることで、全身の病気であるCOPDに対するより適切な治療法を見出すことが可能になると考えています。
COPDでない喫煙歴のない方、COPDでない喫煙歴のある方、COPDの3グループ間で血中の様々なマーカーの値を比較し、喫煙からCOPDを発症する過程と関連する因子を検討します。さらにはCOPDの病態とその因子との関連性についても検討します。
 
友田 恒一  (奈良県立医科大学内科学第二講座)
Email : ktomoda@naramed-u.ac.jp


仁多 寅彦  (聖路加国際病院 呼吸器内科)
Email : jintato@luke.ac.jp
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